映画『ツナグ』を観ました [DVD・ビデオ]
映画『ツナグ』を観ました。
辻村深月の著した連作短編小説を原作にした日本映画。
●あらすじ
男子高校生の渋谷歩美は、
生者と死者を一夜だけ再会させる仲介人「ツナグ」としての仕事を
祖母アイ子から継ぐことになる。
ツナグ見習い中の歩美の元へ、
亡き母との再会を望む中年男性、
親友を亡くした女子高校生、
失踪した恋人を捜す男性が訪ねてくる。
●感想
死者と生者を面会させること。
それが「ツナグ」と呼ばれる特殊な能力を持つ者の役目。
「生きるヒント」に満ちた作品だった。
たった一度しかない人生だから、
やはり後悔は少なければ少ない方が良い。
それでも後悔がつきまとうのが人生。
私にも、そして、このレビューを読んでいただいているあなたにも、
ああすればよかった、こうすればよかったという後悔がある。
誰しも背負いたくない、人に言えない重荷を背負っている。
一つの後悔を教訓に、次は後悔しないようにと思えど、
後悔は積み重なっていく。
この作品は、そんな負の連鎖を断ち切ってくれるような感じがする。
非科学的だと考えてしまうとそれまで。
でも、ぜひそんな考えは心にしまって観てほしい。
あなたが大切な人を失ったことのある方なら、
この作品のメッセージはさらに心の奥まで響くのではないか。
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